川崎市立宮前平中学校吹奏楽部定期演奏会

川崎市立宮前平中学校吹奏楽部定期演奏会を鑑賞しに
宮前市民館に来た。
ここは宮前平駅から急な坂を登り降りして丘を越えないと着けない。
それゆえ併設の宮前区役所は鷺沼に移転する計画が浮上しているが
宮前市民館は移転するのかしら?
宮前市民館への登坂はきつい。


川崎市立宮前平中学校吹奏楽部定期演奏会に来るのは数年ぶりだ。

宮前市民館に着く。
大抵坂下のホール入口から客を入れるのだが
このスプリングコンサートでは2階の宮前図書館側の入口から客を入れる。
珍しいルートで客席に収まった。



第一部

アルセナール
コロニアル・ソング
プラトンの洞窟からの脱出

ステージいっぱいに部員がひしめく。
この春見た吹奏楽部のなかでは最多ではなかろうか??
アルセナールが素晴らしかった。
プラトンの洞窟からの脱出が大人数で圧巻の演奏であった。



第二部

コッツウォルズの風景
トリオ, OP.92

いずれもアンサンブル。
トリオ, OP.92では普段あまり意識して聴くことのない
ファゴットの音色を堪能できた。



第三部


ディープ・パープル・メドレー
男の勲章
ディズニーランド50周年セレブレーション
J-BEST '18〜宮中スペシャルバージョン〜


ディープ・パープル・メドレーは盛り上がる選曲。
テナーサックス男子が前に出てソロを吹きカッコイ〜!!!!!

男の勲章は嶋大輔が吹奏楽で演奏されようとは。
ドラマで注目を集めたとはいえ、
21世紀の中学生たちが演奏するのは
タリカスには意外に感じる。
男子2人が今日から俺はのツッパリ高校生のコスプレをして
女子たちとステージ前で踊るのが楽しい。
嶋大輔がこの歌を歌っていた時代の吹奏楽部スプリングコンサートでも
男の勲章は演奏されたのかしら????
その時代のタリカスは日本国有鉄道にしか関心なかったのでわからない。

ディズニーランド50周年セレブレーションでは
部員たちがディズニーキャラクターのカチューシャを付けて演奏。

J-BEST '18〜宮中スペシャルバージョン〜は2018年のヒットソングのメドレー。
2018年によく聴いた曲が演奏される。
ラストのU.S.A.のダンスが目を引いた。


アンコールはアフリカンシンフォニー。
17時開演で18時48分と短く終演、かと思ったら
10分休憩したあと卒業セレモニーをするとのこと。

これは、内輪の卒業セレモニーに一般客を巻き込まず
自由参加とした画期的なシステムだ。


卒業セレモニーは、女性顧問が1.2年生が演奏する
未来予想図IIにのり部員一人づつ紹介し
部員は顧問と握手。ポロシャツの胸に花を付けてもらい
3年生は花道に並ぶ。読み上げる女性顧問が涙声になっている。
3年生は花道で肩を組みながら揺れている。

そして部長あいさつ。各学年と顧問などへの謝意が語られる。

最後に宝島を演奏してお開き…
というところで男子部員が
「ちょっと待ったぁー」
と止めて、3年生から顧問への感謝の意を込めて
情熱大陸を3年生バンドで演奏する。
演奏の後顧問がまったくのサプライズだったと言っていたので
3年生たちは隠れて練習したのだろう。

そして本当に最後の曲、宝島を演奏した。


終演後、ロビーに3年生たちが現れてお友達や家族と
キャーキャー言っており、写真を撮っていた。